睡眠時無呼吸症候群
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調布市仙川で睡眠時無呼吸症候群の治療ならお任せください
(土曜日診療も18:30最終受付)
永研会クリニックでは、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っております。日本には約300万人の睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者がいるというデータがありますが、患者様自身が自覚しづらい病気のため、ほとんどの方が適切な治療を受けていません。こちらでは、睡眠時無呼吸症候群の症状や原因、治療法について詳しく解説いたします。また、症状に心当たりのある方は一度検査をおすすめいたします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に呼吸が停止、または低呼吸になり、それによって日常生活に様々な支障を来たす病気です。睡眠中は無意識のため、症状に気づくことが難しく、自覚症状のない潜在患者が多いと予想されます。
重症度については、「無呼吸・低呼吸指数」(AHI:Apnea Hypopnea Index)で表し、5以上且つ日中の眠気などの症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されます。
無呼吸・低呼吸指数(AHI)とは
無呼吸・低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)とは、睡眠時の1時間あたりの無呼吸・低呼吸の合計回数を指します。無呼吸とは睡眠中に10秒以上換気が停止すること、低呼吸は換気が50%以下に低下することです。AHIの睡眠時1時間当たりの数値によって、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度が判定されます。
軽度 | 5~15 |
---|---|
中等度 | 16~30 |
重度 | 30以上 |
こんな方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります
下記のような症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
- 家族や友人などから睡眠中のいびきを指摘されてことがある
- 夜中に目が覚めることが多い
- 起床時に喉が乾いている
- しっかり睡眠を取ったにも関わらず、疲れがとれていない
- 日中にぼーっとしたり、眠気がひどい
- 下顎が小さい
- アレルギー性鼻炎やアデノイド、扁桃肥大等の病気がある
睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群には、閉塞性(OSA)と中枢性(CSA)が存在し、ほとんどの方が閉塞性です。睡眠時無呼吸症候群は、閉塞性(OSA)と中枢性(CSA)でそれぞれ下記のような原因で起こると考えられています。
閉塞性(OSA)
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に上気道が塞がれるために起こります。上気道が塞がれる原因としては、肥満、小さい顎、扁桃・アデノイド肥大、舌根沈下(舌の根本が上気道へ落ち込む)、飲酒や睡眠薬の服用などが挙げられます。
中枢性(CSA)
中枢性睡眠時無呼吸症候群は、発症する明確な原因は明らかになっていませんが、脳卒中や心不全、腎不全などの病気やストレスによって、脳から呼吸の指令が出なくなることが原因と考えられています。
睡眠時無呼吸症候群の治療法について
睡眠時無呼吸症候群の治療法については、就寝時の無呼吸・低呼吸状態を緩和、改善することが目的です。しかし、未だ根本的な治療法はなく、「閉塞性」と「中枢性」で下記のような治療が一般的に行われています。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の場合
肥満等などによって気道が狭まっている場合は、食事療法や運動療法などの方法で生活習慣の改善を図りながら、減量します。また、無呼吸症候群の度合いによって、下記のような治療法を実施し、就寝中の無呼吸・低呼吸の防止を目指します。
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)は、主に中等から重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対して行う治療法です。鼻にマスクを装着して空気を送りこむことにより、気道の閉塞を防ぎ、無呼吸・低呼吸を改善・緩和します。
CPAPについては、無呼吸・低呼吸の消失をはじめ、いびきや日中の眠気、高血圧等の合併症の改善など、様々な効果が医学的にも確認されています。
マウスピース
軽度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の方は、スリープスプリントと呼ばれるマウスピースでの治療が一般的です。
就寝時にマウスピースを装着して下顎・舌を前方へ出すように固定することによって、気道を確保し、いびきや無呼吸・低呼吸を防止します。
外科手術
気道を狭める扁桃肥大やアデノイド肥大などが確認できる場合、またはCPAPやマウスピースでの治療が苦手な方の場合には、気道を拡げる手術を行い、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症状を緩和・改善します。
中枢性睡眠時無呼吸症候群の場合
中枢性睡眠時無呼吸症候群は、脳の異常や脳梗塞、心不全や腎不全などの病気の際に確認できます。そのため、各疾患に対して適した薬物療法を実施します。また、必要に応じてCPAPや夜間の在宅酸素療法を行い、症状の改善・緩和を目指します。
調布市仙川で睡眠時無呼吸症候群の治療をご希望の方へ
(土曜日診療も18:30最終受付)
永研会クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っております。睡眠時無呼吸症候群(SAS)が重症化して低酸素状態が続くと、心筋梗塞や脳梗塞などの病気になりやすくなるため、注意が必要です。当院では検査をしっかり行い、患者様の進行レベルや状態に合った治療法をご提案いたします。調布市仙川で睡眠時無呼吸症候群の治療をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。