「夜になると咳がとまらない」 咳喘息(せきぜんそく)について|調布市仙川の内科・整形外科

診療時間

  • ネット予約
  • 03-5315-1181
  • 診療時間・地図ページ
  • 東京都調布市仙川町1-11-8仙川FTビル2F

「夜になると咳がとまらない」 咳喘息(せきぜんそく)について

投稿日:2023年3月4日

カテゴリ:院長ブログ

こんにちは。院長の谷川(総合内科専門医)です。花粉のシーズン到来ですね・・・。

今回は長引く咳、特に夜間・早朝の咳についてのお話です。

「夜になると咳が続いてしまって、眠れない。」

「先週ひいた風邪は治ったのに、夜の咳だけが続いてしまって・・。」

 など夜間・早朝の咳の症状で受診される方が多いです。

その原因として多いものに、「咳喘息」があります。

咳喘息は若い人に多く、上気道炎、花粉、運動、雨天、冷気などを引き金にして発症します。時期的には、季節の変わり目や、梅雨時などに多いですね。

 咳喘息の起こる機序として、

 などが考えられています。

分かりやすく言うと、外因的なきっかけで『気道過敏性や咳反射が亢進』している状態です。

したがって、「上気道炎やかぜが長引いている。」と考えて抗生剤や風邪薬を長期に内服しても、なかなか改善しません・・・。

 咳喘息に対する治療は

 などが挙げられます。最近では、①のステロイド、②の抗コリン薬、あと気管支拡張薬の3つの成分が入った、テリルジーという吸入薬を用いて奏功することがあります。

 咳喘息は、しっかり診断と治療を行えば、つらい咳の症状から解放されます。しかし適切な対処をされないと、仕事などの日常生活にも支障をきたす病態です。

当院を受診していただければ、他の慢性の咳をきたす病態も鑑別しながら、対応させていだきますのでぜひご相談ください。

 

トップへ戻る