なぜ夜になると肩や膝が痛くなるのか?
投稿日:2024年4月1日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。理学療法士の松原です。
4月は、気温や気圧の変動が大きい季節です。生活の変化に伴い、体調を崩される方が多い時期かと思います。
患者さんとのかかわりの中で、『夜になると痛みが強い』と言った話がよく聞かれます。
そこで、今回は、夜になると肩や膝の痛みが強くなって眠れない『夜間時痛』についてお伝えします。
【夜間時痛はなぜ起こるのか】
〇肩関節周囲炎や変形性膝関節症による痛み
関節の周囲組織(筋肉や腱、靭帯、関節包)の柔軟性の低下・硬くなることで痛みが出やすくなります。
〇急な運動による痛み
普段から使われていない筋肉は柔軟性が低下しています。
そこで急なジョギングといった運動や、高いものを無理に取ろうと手を伸ばした際は、膝や肩に負担がかかり痛めやすくなります。
〇気候の変化による痛み
気温が急に下がって冷えることにより、筋肉や腱、靭帯は硬くなってしまいます。
硬くなった筋肉は肩や膝の神経を圧迫し、痛みを感じやすくなります。
また、気温や気圧の変動から自律神経が乱れてしまうと、筋肉が異常に緊張し、痛みに繋がってしまいます。
以上が主な原因といわれております。
【夜間時痛の対処方法】
痛めたばかりの際はどうしても寝る姿勢により夜間時痛が生じる場合があります。
その対応策として「タオルやクッションを肩や膝の下に挟む事」が重要です。
肩や膝を痛めている方の多くは、筋肉や関節の柔軟性が低下しています。そのため、寝ている姿勢でベッドや布団と関節の間に大きな隙間があると痛みに繋がるため、隙間をタオルで補うことが重要になります。
【肩の場合】
腕が肩より下に落ちないようにタオルを挟み、ベッドや布団と肩の隙間が無くなるようします。
【膝の場合】
膝の下にタオルを挟み、膝とベッドや布団の隙間をなくします。ふくらはぎの方へ挟むと膝が伸びてしまい痛みを助長させてしまうので注意しましょう!
夜間時痛は慢性化すると筋肉の柔軟性が落ち、関節が固まるなど、治療に時間がかかってしまう可能性があるため、早めの対処が重要になります。
また、おすすめのセルフケア方法として、
〇適度なストレッチや運動
〇入浴で身体を温める
を行ってみてはいかがでしょうか?
当院では、ストレッチや筋力トレーニングのリハビリ内容だけでなく、今回紹介したような皆様の生活に寄り添ったリハビリを提供しております!!
是非、症状が酷くなる前に当院を受診して頂き、早めにご相談いただければと思います。
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