骨の強さ、検査してますか?(骨粗鬆症検査)
投稿日:2023年10月1日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
永研会クリニックの放射線技師です。
9月のスタッフブログで取り上げられた骨粗鬆症と骨密度検査についてお話させていただきます。
【骨粗鬆症とは】
骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
からだの中の骨は生きています。同じように見えても古い骨を壊して(骨吸収)、新しい骨に作り替える(骨形成)というサイクルを繰り返して絶えず生まれ変わっているのです。この骨形成と骨吸収のバランスが崩れて骨の量が減ってスカスカになり、骨が弱くなってしまいます。
女性は45歳くらいから骨量が減少し始めます。特に閉経後は女性ホルモンの影響により骨の量が急激に低下します。高齢者や女性に骨粗鬆症が多いのもこのためです。
しかし、最近では高齢者だけでなく若い人でも骨粗鬆症のリスクの高い人が増えています。これは、食生活の乱れや過度のダイエットや運動不足などが原因と考えられています。
骨粗鬆症の初期には、ほとんど自覚症状がありません。
ご自分の骨密度を知るためにも早めの検査をお勧めします。
【骨粗鬆症検査】
骨の強さを判定するための代表的な指標です。
測定するためには専用の装置を使用します。 ※提供 東洋メディック(株)
当院では骨密度測定の中でもっとも精度が高い測定法といわれているデキサ法(2重エネルギーX線吸収法)の装置で検査します。
測定部位は、高齢者の骨折の中で特に多いといわれている「腰(腰椎)」と「股関節(大腿骨頸部)」の2か所です。
検査時間は5~10分で終了いたします。
検査時は仰向けで寝ていただくだけで息止めの必要もありません。
骨密度検査を受けていただき早めに診断を受け、食事の改善や運動療法に加え、場合によっては骨を強くするお薬による治療を早く始めることが大切です。
是非、この機会に一度検査してみてはいかがでしょうか?
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