普段からの対策が重要!!「熱中症」について
投稿日:2023年7月1日
カテゴリ:スタッフブログ
理学療法士の小野寺です。
7月になり、気をつけてないといけないことがあります。
そう、毎年話題に上がる「熱中症」です。
総務省消防庁で出されている熱中症による全国の救急搬送は、令和4年5月1日から6月4日の期間では確定で3541人となっており、令和5年5月1日から6月4日の期間では速報で4152人と611人の増加がみられました。
そのため、今回は「熱中症の要因と症状、対応方法について」紹介が出来ればと思います。
<熱中症とは?>
からだの中に溜まった熱をにがす事が出来ず、体温調整がうまくいかなくなることにより、様々な症状が出現することをいいます。
<熱中症を疑う症状>
めまい・失神・頭痛・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗・不快感・吐き気・嘔吐・倦怠感 虚脱感・けいれん・意識障害・手足の運動障害・高体温と多様な症状があります。
<熱中症になる要因>
大きく分けると「環境・からだ・行動」の要因があります。
(環境の要因)
気温・湿度が高い、日差しが強い、急に暑くなった日、閉めきった屋内、熱波の襲来、風が弱い、エアコンの無い部屋が考えられます。
(からだの要因)
高齢者・乳幼児・肥満体型、下痢等の脱水症状、糖尿病等の持病、二日酔いや寝不足低栄養状態が挙げられます。
(行動の要因)
激しい運動、慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給の不足があり、これらの要因でからだに熱が溜まり熱中症になります。
<予防方法>
エアコンが効いている室内、涼しい服装、日傘や日陰の利用、水分・塩分の補給が大事です。
簡単なセルフチェックとして、手の甲の皮膚をつまんですぐに元に戻らない時は水分不足を疑うようにすると予防がしやすくなります。
また、熱中症かなと思ったら、涼しい場所に避難してから服をゆるめて、水分補給をしましょう。
⇒塩分の入っているスポーツドリンクや糖尿病の方は経口補水液やお茶と梅干しでの対応がおすすめです。
体調に異変を感じた時、まず一度かかりつけの内科に電話をして判断を仰ぎましょう。
当院の近くで異変を感じたら、当院でも対応が出来るので迷わずにおこし下さい。
その際は点滴処置もございますので、事前にご連絡いただけるとご案内がスムーズです。
これから、暑い時期が続きますが、体調に気を付けて乗り切りましょう!!
■ 他の記事を読む■