梅雨の時期からの食中毒予防について
投稿日:2023年6月1日
カテゴリ:スタッフブログ
看護師の野末です。
6月になりましたね。この時期は梅雨で急に冷えたり、気候が安定せず体調を崩しやすいものです。
特に高温多湿な梅雨~夏の暑い時期は『食中毒』の原因となる細菌が増えやすいです!
今回は食中毒予防のために、気を付けたい健康管理のポイントをご紹介したいと思います。
食中毒とは・・・食品、添加物、器具、容器包装に含まれた又は付着した微生物、化学物質、自然毒等を摂取することによって起きる、急性の健康被害のことをいいます。
主な症状・・・下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱、倦怠感、食欲不振など
梅雨の時期からは食肉についているサルモネラ(鶏、鶏卵、豚、牛)、腸管出血性大腸菌(牛)、カンピロバクター(鶏)などの細菌によるものが多いです。
そんな食中毒を予防するための三原則があります!
- 細菌を食べ物に【付けない】
・調理する時は食材も手もしっかり洗う
・調理で使用する食材は生肉とほかの食材をわける
・生肉を扱った調理器具は熱湯をかける等して消毒する
- 食べ物に付着した細菌を【増やさない】
・食材や調理したものを高温多湿なところに放置しない
→すみやかに冷蔵庫に保管、移動時は保冷剤を使用する
※腸管出血性大腸菌は、室温でも15~20分で2倍に増加します
・作り置きや残った料理は清潔な容器にできるだけ小分けにし、冷蔵庫保管する。
保管後は2~3日で食べるようにする。
・冷蔵庫の中を詰めすぎないようにする(庫内の温度が上がりやすくなるため)
- 食べ物や調理器具に付着した細菌を【やっつける】
・細菌が付着しているものは高温加熱する⇒中心部分が75℃以上の状態で1分以上
(2枚貝などノロウイルスの可能性があるものは80℃以上)
もし食中毒のような症状が出た時は、嘔吐や下痢による脱水症状や栄養失調状態になりやすいため、点滴による治療が必要になる場合もあります。
症状を放置せず、なるべく早く受診するようにしましょう!
上記症状で当院受診される際は、点滴治療する場合があり、準備にお時間いただきますので、前もってお電話いただけるとスムーズに治療の案内ができます。
ご協力よろしくお願いします。
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